3DCGデータの確認用ソフトMeshLabの使い方


3DCGソフトを持っていない人に形状の確認をとってもらう時に便利なツール
「MeshLab」の簡単な使い方を説明します。
このソフトはWindows, Mac, iPhone, iPadに対応しているので
相手の環境を選ぶこと無く共有できることと思います。

iPhone,iPadでの表示方法はコチラ。


【1】PC版のインストール方法
まずMeshLabの公式サイトに行きます。

http://meshlab.sourceforge.net/



画面右のカラムの中から自分の環境にあったものを選びクリックすると
自動的にダウンロードが始まります。


【2】データの読み込み

インストールしたソフトを立ち上げた後
File > Import Mesh を選ぶか
画面左上の左から3つ目のアイコンをクリックすると
オブジェクトをインポートできます(ショートカットはCtrl+I)




【3】モデルの操作

・モデルの回転…ドラッグ
・モデルの移動…Ctrl+ドラッグ
・モデルの拡大縮小…Shift+ドラッグorマウスホイール



・パースの強弱…Shift+マウスホイール

パースの強弱を変更できますが見え方が大きく変わるので
特に操作する必要はないと思います。



・光源の移動…Ctrl+Shif+ドラッグ




また操作が難しい場合は
見たい箇所をダブルクリックすれば
そこが視点の中心に来るようになっています。



・視点のリセット…Ctrl+Shift+H

モデル操作がうまくいかなくなった場合は
Ctrl+Shift+Hで視点のリセットが出来ます。


またお使いのPC環境によってはスムースに回転が出来ない場合もあると思いますので
画面上部のアイコンを選択し
回転時だけポイント表示にするなどして見たい角度にした後、
smooth表示にしていただければ快適に操作・表示が出来ると思います。
(左から順に表示が軽く、smooth表示が一番重いです)




【4】iPhone/iPadでの表示方法
まずiTunes Storeからアプリをダウンロードしインストールします。
https://itunes.apple.com/jp/app/meshlab-for-ios/id451944013?mt=8



お使いの端末をPCに接続し
受け取ったデータをitunesのapp欄にあるMeshLabの中に
ドラッグアンドドロップします。
同期する必要は無く、すぐに反映されます)



削除する場合は選択してdeleteで削除出来ます。

アプリを起動し
左上にあるホームボタンを押しウィンドウを出します。
先ほどiTunesで読み込ませたファイル名が表示されていることを確認したら
それをクリックすれば画面にモデルが表示されます。



PC版より単純な作りになっており
表示もPoints, Flat, Smoothの3種類になっています。



右下のアイコンからは光源とパースを変更が出来、
左下のアイコンは視点のリセットとなっています。



詳しい操作方法は
ホームボタンを押して出てくるウィンドウ内の
ヘルプをご参照下さい。




【5】モデルを制作する際の注意
※これより先は「受け渡す側」つまり制作者サイドへの内容になっています。

Mesh LabではOBJ, 3DS, STL等、様々なデータをインポート出来るようになっていますが、
お使いの3DCG製作ソフトから書き出す場合はリダクションして
ポリゴン数を減らした状態で書きだすことをオススメします。

というのも、ご自分の環境では快適に動かせていても
クライアント側はメールチェックしかしないようなスペックのPCであったり
iPhoneで表示させる場合もあるので
あくまでも「シルエットの把握の為」ということを念頭に置いて
形状が破綻しない程度までポリゴン数を減らしてデータを軽くしておきましょう。


【6】オブジェクトカラーの設定

先述の通り、あらゆる形式をインポートできますが
OBJ等のカラー情報がない真っ白な状態だと白飛びしており、
このまま渡してしまうとクライアントサイドは形状を把握しにくいと思われます。



STLで書きだすとカラー情報も同時に読み込むことが出来るのですが
Smooth表示にしたときに意図しない影が生まれてしまいましたので
MeshLab内で色を付けるほうが良さそうです。




着色は右上のブラシアイコンをクリックすれば
Z-Paintingモードになりペイント用のウィンドウが出てきます。



ブラシで直接描くことも出来ますが
ポリペイントなのでリダクションしたローポリモデルには不向きなので
バケツツールでオブジェクトごとに着色します。

つまり、出力するオブジェクトが色ごとに分割されていると
ここでの作業が楽に進みそうです。



もう一度ブラシアイコンをクリックし、Z-Paintingモードを解除した後
Smooth表示にしてみましたが、STLで読み込んだ時のような影は出ませんでした。



仮にオブジェクトが色ごとに分割されてなかったり
色がまだ決まっていない状態の場合でも
全体にグレーをのせるだけで白飛びがなくなり、形状把握がしやすくなるのでお勧めします。



その際はバケツツールではなくグラデーションツールを使うほうが早いと思われます。

2種類のカラーを同じ色に、Opacity(不透明度)を100に設定して
オブジェクトの上を何度かドラッグすれば全体に塗装されます。


【7】データの書き出し
File>Export Mesh Asを押して保存すればPLY形式のファイルが書き出されますので、
それをクライアントに送信してインポートして頂ければOKです。



PLY形式というあまり馴染みのない保存形式ですが
Blender等のソフトで開けば簡単に違う形式に保存出来たり改変出来たりしますので
データの受け渡しには注意を払ってください。






※以上で説明は終わりますが、
あくまで筆者がちょっと触ってみて理解した範囲の内容ですので
間違っていることや、もっと便利な方法があると思いますが
それを踏まえた上で参考にしていただければ幸いです。


キャラクターデザイナー澤田 圭
http://keisawada.com